奈良県でいい土地を見つけたい!土地探しのポイント
注文住宅を建てる際、土地探しが最初に直面する大きな課題です。はじめての土地探しは、どうやって探せばいいかわからず悩む人も多いのではないでしょうか。ここでは土地探しの前にやっておくべきことや、奈良県でいい土地を探すポイントや注意点など、土地を探す際に知っておくと役立つ内容をご紹介します。
土地を探す前にしておきたいこと
土地を探す前にまずやっておくべきことがいくつかあります。
まず「予算を把握すること」です。総予算がいくらで、土地にかけられる予算がいくらかわからなければ探しようがありません。たとえば新生活で家電を購入するとなった場合「冷蔵庫15万円」「洗濯機15万円」「電子レンジ2万円」などそれぞれの概算と全体予算を決めるはずです。
家づくりの際も同様で、まずは予算を固める必要があります。予算の策定時は上限ギリギリで設定するのではなく、ある程度余裕資金を残した予算組みをしましょう。というのも家づくりの際には想定していなかった「予想外の出費」が発生することが多いからです。
予算が決まったら、次にやるのは信頼できる住宅会社探しです。もちろん自分で土地をみつけて、その後住宅会社を選ぶ方もいますが、イチから自分で土地探しをするよりもプロに手伝ってもらったほうがよい土地が見つかる可能性が高くなります。
よい土地情報はインターネットなどに出回る前に成約となってしまうことが多いので、希望にあった土地情報がでたら教えてもらえるよう不動産会社に頼んでおきましょう。
最後にやっておくべきことは、家族で土地の優先順位を固めておくことです。土地には価格や土地の大きさ、形、日当たり、地域、学区、眺望、周辺環境、駅までの距離など土地にはさまざまな要素があり、どの要素が重要かは人によって異なります。
たとえば三角地などの変形地は風水を気にする人からは敬遠されますが、気にしない人にとっては安さが魅力的な土地です。三角地は地代だけでなく固定資産税も安くなります。家族で自分たちが譲れないポイントはどこなのか、あらかじめ話し合っておくことで意思決定もしやすくなります。
奈良県で「いい土地」を探すには?
上記の通り「いい土地」の条件は価値観やライフスタイル、家族構成などによってさまざまです。
狭小地だけど駅から近い便利な立地が「いい土地」の人もいれば、駅からは遠いけれど、のどかで広い庭を確保できる土地が「いい土地」の人もいます。あまり条件を細かく設定しすぎると見つかりにくくなるので、希望条件に優先順位をつけておくことをおすすめします。
土地の探し方には、まずインターネット検索があります。最初はインターネットで「奈良市土地」といった検索を行って相場観を確認する方も多いかと思います。ただインターネットに掲載されている土地は売れ残っている土地であることが多く、すぐに希望の土地情報を見つけられることは稀です。
次に不動産屋さんに希望条件を伝えて探してもらう方法があります。希望条件を登録しておけば新着物件を受け取ることができる会員登録システムがある不動産会社もあるので、近隣の不動産会社のホームページを確認してみましょう。
ただし、不動産会社はあくまで仲介業者です。家と建てる工務店やハウスメーカーに見立てが立っていれば、土地を購入する前に地盤や建蔽率、容積率や日当たりについて確認をしてもらいましょう。相談をすれが現地まで見に行って、そこに家を建てて問題ないかどうかチェックしてもらうことができます。
自分の足で希望エリアを探索してみるのも土地探しの方法のひとつです。広範囲であれば車でもいいので、実際にそのエリアを訪れてみると「売土地」と書かれた看板やのぼりが見つかることがあります。
よさそうな空き地を見つけたら、近所の不動産会社や依頼予定の工務店に相談して、誰が管理している土地か調べてもらうといいでしょう。
工務店やハウスメーカーに土地探しを手伝ってもらうこともできます。工務店やハウスメーカーに土地探しを依頼することで予算オーバーのリスクを軽減できますし、建売用に土地を確保しているケースもあるのでよい土地を見つけやすくなります。
土地探しのポイント
土地探しのポイントとして、まず役所で「都市計画図」を確認し、家を建てたいエリアが「市街化区域」であるかどうか確認しましょう。「市街化区域」とは都市計画法に基づいて指定された区域区分のひとつで、計画的・優先的に市街化を進める地域ということです。
都市景観形成地域など建築物に制限が設定されているエリアもあるので、あらかじめ確認しておきましょう。地域によって建てられる家の最大の大きさも決まっています。
土地を探す際はどんな家を建てることができるのか、建蔽率や容積率、広さ、高さなどの制限について確認しておくことで「せっかく土地を買ったのに、希望どおりの家を建てられなかった」といった事態を防ぐことができます。
土地の道路幅も重要なチェックポイントです。道幅が狭い場合、大型車で資材を運びこむことができず別途小型運搬費がかかることがあります。ガスや水道の引き込みがされていない土地や道路と敷地に高低差がある土地なども追加費用が必要になるので、しっかり確認しておきましょう。
土地探しで「百点満点の土地はない」といわれています。駅から近く周辺環境が充実した学区のいい土地であれば、価格が高くなったり、狭くなったりします。自分にとっての優先順位を明確にしておくことで後悔のない土地探しをできます。こちらで紹介した内容も参考にして、ぜひよい土地を見つけてください。